テレビ番組の保存、供給事業を行う放送番組センターは横浜情報文化センター6階(横浜市中区日本大通)で6月17日、3D(立体映像)をテーマにしたシンポジウムを開催する。
シンポジウムは情報通信の普及、振興キャンペーン「情報通信月間」の一環で、「テレビが3Dになる日~立体映像の最前線~」と題して、3D普及を目的に放送関係者が最新技術を解説するもの。会場には220インチの大型画面を設置して、国内外の3D作品も紹介する。
シンポジウムには、3D映像技術の研究開発機関「3Dコンソーシアム」の泉邦昭さん、「NHKメディアテクノロジー」の稲本佳昭さん、3D映像のコンテンツ制作に力を入れている放送局「日本BS放送」の長澤幸一郎さんさん、「中京テレビ放送」の川本哲也さん、横浜を拠点に3D普及活動を行う「デジタルキャンプ!」の主宰で、今秋封切りの映画「大決戦!超ウルトラ8兄弟」のCG監督を務めた渡部健司さんらが参加する。
シンポジウムに参加する渡部さんは「日本は技術的には進んでいるが、年間10~20本の3D作品が発表されるハリウッドなどに比べるとコンテンツ制作では追いついていない部分もある」と3D業界の現状を話す。放送番組センターの鈴木貴尚さんは今回のシンポジウムに向け、「日本でもBSデジタル放送や、映画館などで目にする機会が増え始めているが、今後のさらなる発展へ向けて放送関係者だけでなく、多くの興味のある方に参加してもらいたい」と呼びかけている。
開催時間は13時30分~17時30分。入場無料。
放送ライブラリー(放送番組センター)情報通信月間デジタルキャンプ!中田市長とウルトラマンたちが大集結?次作の舞台は横浜に(ヨコハマ経済新聞)