野毛にイタリアン居酒屋-パスタの世界チャンピオンの新業態店

日替わりパスタ(写真はサーモンときのこのクリームフィットチーネパスタ)

日替わりパスタ(写真はサーモンときのこのクリームフィットチーネパスタ)

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 野毛の人気イタリアンレストラン「ラ・カーサ・ディ・マルコ」を展開するマルコパスタが同エリア3店舗目となるイタリアン居酒屋「ラ ボッテ」(横浜市中区野毛町、TEL 045-252-2140)を6月19日にオープンした。

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 3店舗のオーナーシェフを務めるのはヨーロッパで10年に1度行われる「世界パスタコンクール」で2度の優勝を果たしたマルコ・パオロ・モリナーリさん。大手企業のスーパーバイザーとして初来日して以来、日本でも活躍の場を広げ、2004年にコース料理を中心とした「ラ・カーサ・ディ・マルコ」を野毛に出店。弾力のある手打ちパスタが人気で、特に手作りニョッキはほかにはないもっちりとした食感が好評を得ている。手ごろな価格で本格イタリアンが食べられる店として地元で親しまれているほか、インターネットを通じて店を知った客が遠方から訪れるようになり、2007年に店舗を拡大。1号店から50メートルほどの場所に2号店をオープンした。

 新業態となる3号店「ラ ボッテ」は、これまでのコース料理中心のメニューと異なり、一品料理を提供。店舗面積8坪、席数はテラス席を含む18席、立ち飲み用のカウンター約5メートルを備える。店名の「ボッテ」は樽を意味し、店内には樽を使ったテーブルも配置。気軽に食事と酒が楽しめるイタリアの居酒屋「オステリア」をイメージして、オープンキッチンでイタリア人スタッフによる接客が家庭的な雰囲気を演出している。料理は1人客でも注文できるよう、7.5インチ(直径約20センチ)サイズのピザなどを用意。客単価は2,000円。「同じイタリアンでもコースでゆっくりと食事を味わいたい時と、店のスタッフや客、みんなでコミュニケーションを取りながら気軽に食事をしたい時と気分に合わせて両方楽しんでほしい」(マルコさん)と同じエリアに出店を決めたという。

 フードメニューは、「ピッツア マルゲリータ」(450円~)、「ミニラザニア」(600円)、「日替わりパスタ」(650円)、「トリッパ ローマ風味」(650円)、デザート(350円~)など30種を用意。ドリンクはカンパリなどの食前酒(600円~)、ハウスワイン(500円)など。

 開港により西洋の食文化を取り入れてきた横浜の歴史に引かれたというマルコさんは「パスタには1321年間の歴史がある。私はその伝統を守ってこだわりのパスタを提供してきた自信がある。伝統を大切にすることは店の強みで、どの場所に出店しても変わらないと考えている。その中でも場外馬券場がある野毛は、競馬好きの私にとってぴったりの場所」と話す。

 営業時間は17時~24時(金・土・日曜は翌2時まで)。月曜定休(祝日の場合は振り替え)。

マルコパスタラ・カーサ・ディ・マルコ(ぐるなび)店舗外観写真(ヨコハマ経済新聞 フォトフラッシュ)

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