山下ふ頭に「段ボール船」造船所が出現-トリエンナーレ関連企画

実際に人が乗り込める本格的な「段ボール船」

実際に人が乗り込める本格的な「段ボール船」

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 山下ふ頭に8月14日、5艘(そう)の「段ボール船」を製作する「THE SEEDS TRIP~『種は船』造船プロジェクト」の始動にあたり造船所がオープンした。9月に開催される国際美術展覧会「横浜トリエンナーレ」の周辺イベントとして、11月30日までの会期中に船を海上に浮かべる予定。

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 制作する「段ボール船」は、3次元CGの設計図をもとに、船体の曲線部品をレーザーカットによって加工し、骨組みとなるパーツを組み立てる。デッキやキャビンを取り付け、船体には防水加工を施して、実際に人が乗り込めるようにするという本格的なもの。

 同プロジェクトは、横浜開港150周年記念テーマイベントのアートプロデューサーで、横浜港の歴史を彩ってきた150艘の船を段ボールで再現し、完成した段ボール船の大船団は横浜開港150周年イベントベイサイド広場に展示する「横浜FUNEプロジェクト」を推進する日比野克彦さんが監修する企画。

 日比野さんは今回の造船プロジェクトについて、「種は想い出をはこんでくれる船のようなもの。種のかたちをした船が旅をする、というイメージが浮かんできました。『種の船』を横浜の人々と一緒につくっていくことで、メッセージも込められていく。この『種の船』をみんなの力で海に浮かべてみたい」と語っている。

 製作ボランティアを随時募集中で、期間は8月14日~11月30日(8月中は毎日、9月以降は土曜、日曜、祝日のみ)。対象は高校生以上の人。
THE SEEDS TRIP「種は船」造船プロジェクト Web
THE SEED TRIP ボランティア募集詳細(地域SNS 「ハマっち!」)
横浜FUNEプロジェクト
段ボールで船を再現「横浜FUNEプロジェクト」-開港記念会館で(ヨコハマ経済新聞)
開港150周年イベントプロデューサーが会合-テーマは「出航」に(ヨコハマ経済新聞)
マリノスタウンで日比野克彦さんとサッカー-ボールは段ボール(ヨコハマ経済新聞)

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