横浜開港150周年協会は、開港記念テーマイベント「開国・開港Y150」でヒルサイドエリア(ズーラシア隣接地区)のシンボルとなる建造物「竹の海原」の製作に使用する竹の伐採を10月から開始し、9月1日から参加者延べ930人を募集する。
「愛・地球博」で万博史上初の市民参加型プロジェクトを成功に導いた小川巧記さんを総合プロデューサーに迎えて実施する横浜開港150周年記念テーマイベントのヒルサイドエリアでは、「ヒルサイド・Y150つながりの森」と題して、市民が準備段階から参画して創り上げる「市民創発」イベントを実施する。開催期間は2009年7月4日から9月27日までで、トークショー、ワークショップ、パフォーマンスなど、対話や体験ができる多様なプログラムを行う。
会場では、横浜市内から伐採する孟宗竹を約2万本使用。会場中央部に設置する日本最大級の竹の大屋根「竹の海原」は、面積約2,600平方メートルとなる。
会場で使用する竹の伐採は、10月から12月にかけて横浜市内の9カ所の公園や樹林などで実施。伐採当日には竹を使った工作教室なども行うほか、マスコットキャラクターの「たねまる」が駆けつけイベントを盛り上げる。
同協会で市民参加ディレクターを務める吉澤卓さんは「横浜は参加する街。里山の自然を再生させることにもつながる竹の伐採は、身近な自然に触れる機会にもなるはず。ぜひ気軽に申し込んで欲しい」と話している。
参加費は無料。伐採経験がない人も参加可能。申し込みは横浜開港150周年協会サイトから。