野毛の人気小料理屋「一菜」が9月1日、燻製料理をメーンとする「創作燻製料理 一菜」(横浜市中区花咲町、TEL 045-261-2255)としてリニューアルオープンした。
同店は、前店舗から料理長として「一菜」に関ってきた小林高広さんがオーナーとして経営を引き継いだもの。小林さんはフランス料理やバーテンダーの修業を経て横浜市内でさまざまな飲食店を展開してきた経験があり、前店でも料理の質の高さが地元で人気を集めていた。
新店舗の建物は外観、内観はそのまま残し、店舗面積19坪、32席で木目を使用した落ち着いた雰囲気。小林さんが料理を勉強する中で興味を持ち、独自に研究したこだわりの燻製料理を中心に約40種をそろえる。燻煙材には桜とリンゴのチップを使用。調味料などを配合した食材を漬ける液で、味の決め手となる「ソミュール液」には、レバーの場合、牛乳とブランデーをベースにしたもの、サーモンやタコの場合、レモンとしょう油をベースにしたものなど素材によってそれぞれ配合を変えているのが特徴。
小林さんは「横浜には燻製を専門とする店が少ないので、当店から美味しさを多くの人に知ってもらうきっかけになれば。燻製をもっとメジャーにして、いずれ都内でも展開できれば」と抱負を話す。
メニューは、燻製チーズ三品盛り合わせ(1,000円)、紅トロ鮭の燻製刺し(680円)、燻製野菜の明太子ビーフン(780円)など。ドリンクは小林さんが燻製に合うものを選び、芋焼酎(500円~)を中心にそろえる。客単価は3,000円~3,500円。
営業時間は17時~24時(木曜・金曜のみ18時~27時)。日曜定休。