横浜市開港記念会館(横浜市中区本町)で芥川賞を受賞した中国人作家、楊逸(ヤンイー)さんによる講演会が、10月18日に開催される。横浜開港150周年と横浜ゆかりの作家、大佛次郎の業績を紹介する「大佛次郎記念会館」設立30周年を記念したもの。
楊逸さんはハルビン市生まれで、横浜に住む伯父から送られてきた写真をきっかけに日本に憧れを抱き、1987年に来日。日本語で書いた3作品目の小説「時が滲(にじ)む朝」で日本語を母国語としない外国人作家として初の芥川賞を受賞した。
当日は「横浜からの写真に魅せられて」と題した講演に加え、内海孝さん(東京外国語大学教授・大佛次郎記念会館研究員)との対談を行う。
開催時間は14時~16時。入場無料(申し込みが必要)。申し込み締め切りは9月30日。応募方法は横浜市中区サイトから。