横浜みなとみらいホールなど市内各所で11月より約3カ月にわたり、クラシック音楽の祭典「クラシック・ヨコハマ」が開催される。主催はクラシック・ヨコハマ推進委員会、横浜市、毎日新聞社で、「全日本学生音楽コンクール」の全国大会を中心にさまざまなクラシックコンサートが行われる。
「クラシック・ヨコハマ」はクラシック音楽界の登竜門と言われる「全日本学生音楽コンクール全国大会」が昨年から横浜市で固定開催されていることに合わせてスタートしたもので、同コンクールの過去入賞者ら若手を中心に多くのコンサートが披露される。
今回は、昨年の全日本学生音楽コンクールで優勝した佐藤元洋さん(ピアノ)、内山貴博さん(フルート)、松本紘佳さん(バイオリン)の3人が無料コンサートを行うほか、ヨーロッパを中心に活動中の加納悦子さん(メゾ・ソプラノ)や、世界各国で3,000回以上のコンサートを行っている舘野泉さん(ピアノ)、海外でも評価の高い高木綾子さん(フルート)、田村響さん(ピアノ)、米元響子さん(バイオリン)らが出演する。
横浜市の担当者は「これから世界にはばたいていくであろう若手の演奏家の熱い演奏を、市民に応援してもらいたいと思う。この催しを通じて、横浜が若手演奏家のゆりかごのような街になり、ひいては横浜のイメージアップにつながれば」と期待を寄せている。
そのほか、全日本学生音楽コンクールでは横浜市民が選ぶ「横浜市民賞」を設けており、現在市民審査員を募集している。対象は今年4月1日時点で16歳以上の市内在住者。募集人数は300人。応募方法は「クラシック・ヨコハマ」サイトから。