国土交通省関東運輸局は9月27日より横浜港内と周辺河川のポイントを結ぶ水上タクシーと、千葉~横浜~東京を結ぶ高速ジェット船の運航実験を実施する。昨年に続き2度目の実験で、海上交通の実現に向けて環境設備やニーズ調査などを行う。
観光施設やマンションなどが水際化しているみなとみらい地区にとって水上タクシーは、湾岸域の商業・観光・流通の利用促進が期待できるサービス。また、現在東京~大島などを運行している高速船「ジェットフォイル」の航路を開拓することで東京湾を軸とした新たな広域観光の発展が見込まれている。
実験は9月27日・28日と10月4日~6日に定員12人の水上タクシー(小型船舶)をみなとみらい21地区~大岡川桜桟橋~横浜ベイサイドマリーナ~八景島までの区域で一般向けに運行。また、10月6日・7日には最高時速80キロで船体を完全浮上させて航行する「ジェットフォイル」を横浜港ぷかり桟橋~東京港竹芝埠頭~千葉港中央埠頭間を運行する。そのほか、10月6日はジェットフォイルと水上タクシーの乗り継ぎ実験も実施する。
水上タクシーの料金は500円(5分)~2,000円(35分)。横浜ベイサイドマリーナと横浜八景島シーパラダイスへは1運航当たり5,000円~7,000円。問い合わせ・予約は水上タクシー予約センター(TEL 045-681-3732)まで。ジェットフォイルは大人=2,000円、子ども=1,000円。問い合わせ・予約は東海汽船旅客部営業課(TEL 03-3436-1144)まで。