横浜開港資料館(中区日本大通)では10月31日まで、「横浜写真」の草創期と全盛期を担った二人の写真家、下岡蓮杖と日下部金兵衛(商号「金幣」)の作品展「蓮杖&金幣ー横浜写真ことはじめー」を開催している。「横浜写真」とは、写真という欧米の技術と、絵付や蒔絵・螺鈿細工など日本古来の技術とが結びついて生み出されたもので、日本の風景や生活を撮った写真に彩色を施し、蒔絵や螺鈿細工の豪華な表紙アルバムに仕立て、外国人を対象に販売したもの。作品から幕末から明治にかけての日本の風景や生活の様子を伺うことができる。開館時間は9時30分から17時まで(入館時間は16時30分まで)、月曜休館、入館料は大人200円、小中学生100円(毎週土曜日は高校生以下無料)。
横浜開港資料館