海岸通り沿いの「BankART studio NYK」1階「BankART Mini Gallery」で11月6日、市内の大学院生らによる、創造都市に関する研究の発表と討論会「クリエイティブシティ シンポジウム学生会議」が行われる。同シンポジウムは、11月7日・8日に関内新井ホール(横浜市中区尾上町)で開催される「横浜クリエイティブシティ シンポジウム2008」の関連企画。
学生会議では、横浜国立大学、横浜市立大学、東京藝術大学の大学生らによる、創造都市に関する20以上の幅広い分野の研究成果を、ポスター展示するとともに、代表者4名によるプレゼンテーションが行われる。プレゼンテーションのテーマは、「空間の実践」(島田宇啓さん、横浜国立大学大学院建築都市スクール)、「未来都市構想」(小野琢也さん、横浜国立大学大学院建築都市スクール)、「地域とアート」(小谷友介さん、横浜市立大学)、「創造都市と文化政策」(谷地田未緒さん、東京藝術大学)。
発表後には、普段異なる分野で創造都市の研究をしている大学院生らによる討論会が行われる。開催時間は、ポスターセッションとプレゼンテーション=16時~18時、懇親会=18時~19時。ポスターは「横浜クリエイティブシティ・シンポジウム2008」の会場でも展示する。
7日・8日に行われるシンポジウムは、横浜市が来年の9月に開催を予定している「世界創造都市会議(仮称)」のプレ会議として行われるもので、横浜市の取り組みを紹介するとともに、創造都市を推進するイギリス、香港、韓国からゲストを招き、「創造都市のこれまでとこれから」をテーマに意見交換が行われる。
関連企画として、8日・9日に「集まれ!アーティストイニシアティブ」と題して、BankART studio NYKで、国内外のオルタナティブスペースを運営する約30チームを招いた活動の紹介展示と、「経済」と「システム」に焦点をあてたミーティングが行われる。参加団体は、柏の葉アーバンデザインセンター(千葉)、TRAVELERS PROJECT(福岡)、Nマーク(名古屋)、RAC(群馬)、CAP HOUSE(神戸)、BEPPU PROJECT(大分)、横浜の創造界隈施設(急な坂スタジオ他)など。また、市内の創造活動拠点をめぐるツアー「クリエイティブシティ・ドライブ」も11月7日・9日に開催される。