横浜美術館(横浜市西区みなとみらい)で11月15日より、画家ポール・セザンヌと、その芸術に影響を受けたヨーロッパと日本の画家の作品を紹介する展覧会「セザンヌ主義-父と呼ばれる画家への礼讃 ピカソ・ゴーギャン・マティス・モディリアーニ」が開催される。主催は横浜美術館、日本テレビ放送網、読売新聞東京本社 。
同展は「近代絵画の父」と呼ばれたセザンヌが後世に与えた影響を、「セザンヌ主義」とも呼ばれる作家の作品を並べて展示することで、比較しながら読み解こうというもの。セザンヌの絵画を「人物・肖像・水浴」「風景画」「静物画」の3つのセクションに別けて紹介するほか、ピカソやゴーギャン、モディリアーニをはじめ、安井曾太郎、岸田劉生、森田恒友、佐伯祐三ら日本の近代美術を代表する画家たちの作品が一堂に会す。
関連企画としてアニエス・ドラノワさん(モーリス・ドニ=プリウレ美術館館長)による講演会「セザンヌと絵画における象徴主義の誕生」や永井隆則さん(京都工芸繊維大学大学院造形科学研究科造形工学部門准教授)による講演会「セザンヌ主義の発生と変遷」、元お笑い芸人のとに~さんによるおもしろ作品ガイド「とに~の美術館へようこそ!」などが開催される。
開館時間は10時~18時。観覧料は一般=1,400円、大学・高校生=1,100円、中学生=800円。関連講演は聴講無料。1月25日まで。