貴金属ジュエリーの老舗「GINZA TANAKA」(田中貴金属ジュエリー、本社=東京都中央区)は11月6日、横浜浮世絵を描いた3,000万円の「2009年純金ビッグカレンダー(横浜開港150周年記念)」の受注販売を開始した。
同商品は、縦約42×横約67センチ、純金の重さは約6キログラムで、表面に12カ月の暦が書かれたカレンダー、裏面に横浜の風景を描写した歌川広重の浮世絵「横浜海岸通り之真景」を印刷している。また、同じデザインで縦5×横8センチの「純金1gカレンダー」を6,000円で発売する。
「横浜海岸通り之真景」は、外国人居留地の海岸通りに本格的な西洋館が立ち並び、外国の趣があった当時の街並みの様子や港の波止場と荷揚場、運上所などの海岸から見た光景などが描かれている江戸時代の横浜浮世絵の代表作で、神奈川県立歴史博物館が所蔵している。
同社の広報担当者は「純金ビッグカレンダーの販売は今年で4回目。価格は販売時の金の価格で異なります。毎年その年を象徴する絵柄を題材を選んでおり、今年は横浜の開港150周年を取り上げました。今後、全国各地で展示をする予定です」と話している。
「GINZA TANAKA」は、1892年に貴金属装身具販売店として創業。東京銀座本店の他、新宿店、横浜元町店、仙台店、名古屋店、心斎橋店、福岡天神店を展開している。2007年には純プラチナ製の「機動戦士ガンダム」を製作し話題を集めた。