みなとみらいの17軒のモデルホームで現代美術展-作品購入も可

住宅展示場「横浜ホームコレクション」

住宅展示場「横浜ホームコレクション」

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 みなとみらいにある住宅展示場「横浜ホームコレクション」で11月28日と29日、アートフェア「横浜アート&ホームコレクション展」が開催される。主催は同展実行委員会で、横浜に集うアーティストやクリエーター、NPO、市民、企業、学校などの創造活動をコーディネートするアーツコミッション・ヨコハマ事業の一環として行われる。

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 同展は、横浜美術館となりにある10数棟のモデルホームが建つ大規模な住宅展示場を会場に、個性的なモデルホームの特色を生かし、各モデルホームが現代アートのギャラリーとコラボレート展示をする美術展。ギャラリーがアート作品を出展し、展示と販売を行う。

 アートのある住宅のデザイン、空間のとりかたなど、住宅メーカーならではの視点をまじえ、ユニークな「アートのあるくらし」を提案することが特徴で、気に入った作品があれば、購入することも可能。

 会場となるモデルホームは、積水ハウス、住友林業、三井ホームなど17軒。出展するギャラリーは、東京の小山登美夫ギャラリー、東京画廊+BTAP、児玉画廊|東京、山本現代、横浜のギャラリーパストレイズ、京都のギャラリー16など23軒。作家は、奈良美智さん、蜷川実花さん、大巻伸嗣さん、小谷元彦さん、西尾康之さん、伊藤存さん、柴田敏雄さん、束芋さん、SHIMURABROS.など、モデルホーム1軒あたり10~30人ほどのアーティストの作品が並ぶ。

 また、28日18時から、草間彌生の作品を購入したのが始まりで主に同世代の作家の作品を中心に収集している「サラリーマン・コレクター」の宮津大輔によるトーク、29日14時から、東京画廊+BTAPディレクターの山本豊津さん、16時から建築家の曽我部昌史さん(神奈川大学教授、みかんぐみ共同主宰)による、「くらしとアート」をテーマとしたトークセッションも行われる。

 同実行委員会の事務局長の天野太郎さん(横浜美術館 学芸教育グループ長)は「横浜美術館の監修のもと行う本展は、営業中の住宅展示場がまるごとアート空間にする試みで、若手アーティスト支援、横浜におけるアート・マーケット開拓の足がかりとなるべく実施する」と話している。

 開催時間は両日とも11時~20時(最終入場19時30分)。入場料は1,000円 (中学生以下無料)。

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