パシフィコ横浜国立大ホールで12月6日・7日、ゲームシリーズ「ネオロマンス」の出演声優たちによるイベント「ネオロマンス・フェスタ10」が開催される。
「ネオロマンス」シリーズは、ゲームメーカーの「コーエー」(横浜市港北区箕輪町1)による女性向けの恋愛シミュレーションゲームシリーズで、「乙女ゲーム」と呼ばれることもあり、20代の女性を中心に支持を受けている。
イベントでは、同シリーズのゲーム「アンジェリーク」「遙かなる時空の中で」「金色のコルダ」「ネオ アンジェリーク」に出演する声優によるライブ、トークなどのステージが2日間4回公演で行われる。
「ネオロマンス」イベント事業は、2000年2月に始まり、現在は年4回の定期開催を続けており、これまでに延べ28回行われている。日本全国からファンが来場し、毎回チケットは完売。今回の4公演でおよそ2万人を集客する。これまでの開催の累計入場者数は30万人を超えている。
2006年12月には「横浜観光プロモーションフォーラム」の認定事業となり、旅行会社とタイアップしたチケット付宿泊プランを発売し、競争率10倍以上の人気となっている。また横浜を舞台のモデルとした「金色のコルダ」に関連したスタンプラリーを市内24ヶ所で実施し、1万人以上のファンが訪れた。こうしたイベントの成果が評価され今年11月には、横浜の観光・コンベンションの普及や誘客に貢献した団体・個人に贈られる、横浜観光コンベンション・ビューローの「平成20年度横浜観光コンベンション特別功労賞」を受賞している。
コーエーは、パソコンのゲームソフトの制作会社で1978年創業。「信長の野望シリーズ」、「三國志シリーズ」を主力とする歴史シミュレーションゲームのほか、アクションゲーム、恋愛シミレーションゲームなどの新基軸を打ち出して、ユーザーを獲得している。