ZAIM(横浜市中区日本大通、TEL 045-222-7030)で12月12日から、ダンサーの伊藤キムさんが主宰するダンスカンパニー「輝く未来」の試演会「'08.12」が行われる。
伊藤キムさんはダンサー・振付家で、1995年に自身の「実験の場」として活動を開始したダンスカンパニー「伊藤キム+輝く未来」では、フランスでパニョレ国際振付賞を受賞するなど国内外で高い評価を得ている。「伊藤キム+輝く未来」は2007年、カンパニー名から伊藤キムの名前を消し「輝く未来」として再始動。以後、メンバーのダンサー達がお互いに振付けをするという、新たな創作スタイルを試みている。
今回の試演会は、来年3月から吉祥寺シアターで行う本公演に向け行われる試みで、8月に桜美林大学プルヌスホールで行ったものに続き今年2回目となる。
同カンパニーの制作担当者は「来年の本公演にむけて新たな創作スタイルを模索中。そこで今回の試演会では、作品ごとに振付家をたてるのではなく『全員が振付家であり、ダンサーである』という立場からの創作アプローチを実践。輝く未来は初の集団創作を試みます」と話す。
公演日時は、 12月12日20時、 13日15時・19時、 14日15時(開場は開演15分前)。 チケットは前売り=1,000円、当日=1,200円。14日の試演会後にアフタートークも予定されている。
伊藤さんは1965年生まれで、横浜市在住。近年、教育方面にも活動のフィールドを広げ、学校などで「体験」と「鑑賞」の現場をつくるワークショップ「ワークショップ・デリ」にも取り組んでいる。2007年10月には、ZAIMで行われた「みんなのダンス学校!2007」の校長を務めた。今年11月には、横浜市から活動を評価され、横浜文化賞文化・芸術奨励賞を受賞している。