三菱みなとみらい技術館と横浜開港150周年協会は、2009年の横浜開港150周年を記念し、横浜の発展を支えてきた実際の「船」をモチーフに、ダンボール等の素材を使って、日本を代表する豪華客船「飛鳥II」を制作するワークショップを開催する。
「横浜FUNEプロジェクト」は、2009年の開港150周年に向け、横浜の成長と発展に寄与してきたFUNE(船)をモチーフに、開港150周年テーマイベントのアートプロデューサー日比野克彦さんの監修のもと、段ボール等を素材とした150艘(そう)のFUNEを制作し、市民のメッセージを託して発信するもの。出来上がったダンボール船は「開国博Y150」の期間中、ベイサイドエリア大さん橋ホール会場に展示する予定。
同プロジェクトでは2006年夏にスタートし、これまでに93会場でワークショップを行い、延べ10,860人が参加して101艘の船を作成している。
開催日は1月17日・18日(事前申込制・定員20名)・24日・25日(自由参加制)。ワークショップの対象は小中学生で、4日間かけて豪華客船「飛鳥II」をつくる。開催時間は10時~16時。参加申込は12月22日まで。
また現在、同プロジェクトの企画やイベントをサポートするボランティアスタッフの募集も行っている。
プロジェクトのキャプテンを務める五十嵐さんは「2009年は150年に一度だけ出会うことのできる横浜の祭りの年。150年前と150年後の横浜に思いを馳せながら、現代を生きる横浜の人達と作り上げる『FUNE』は祭りでいう神輿のような存在。横浜各地で生まれた150艘の『FUNE』が大桟橋に着岸し、船づくりを通じて出会った沢山の一人一人が、そこに集うことで見えてくる横浜の出航祭を楽しみにしている。航海には出会いと発見がある。横浜という海を航海するような感覚でプロジェクトを楽しんでほしい」と話している。