横浜ユーラシア文化館(横浜市中区日本大通12、TEL 045-663-2424)は、1月24日からの企画展「西アジアに迫る~江上波夫のまなざし~」に合わせて誕生した新キャラクターの名前を募集している。
同展は、東洋学者の江上さんが横浜市に寄贈した約28,000点のコレクション(現在は同館が収蔵)からの出品物と写真・映像をまじえ、現在のイラン、シリア、イラク、ヨルダンなどにあたる西アジア諸国を紹介するもの。新キャラクターのモデルとなった青銅製のこぶ牛像は、開館6周年を記念した今回の展示が初公開となる。イラン西北部の緑地帯に今も生息している品種で、肩のこぶと、つぶらな瞳が特徴だ。
募集期間は2月22日で一度締め切り、審査でいくつかの候補名にしぼった後、2月27日~3月14日の間で再び公募し、開館記念日の3月15日にホームページ、館内で発表する。名付け親には同館と併設の横浜都市発展記念館で割引などの特典が受けられる「EAハマ発カード」を贈呈する。応募はホームページからのほか、館内の投票箱、ハガキでも受け付ける。展示会期中に、キャラクターをデザインした缶バッチの販売も予定されている。
同館学芸員の竹田多麻子さんはキャラクターについて「文明の先進地である西アジア地区生まれの子牛です。また、干支も重なっておめでたいキャラクターになりました。これを機にユーラシア文化館を知っていただき、親しんで頂ければ」と話す。
開館6周年企画展「西アジアに迫る~江上波夫のまなざし~」展は1月24日~4月12日、9時30分~17時まで、月曜休。(入館は16時30分まで)入場料は、一般=500円、小・中学生=250円(土曜日は小・中学生、高校生は無料)。
同館は2003年に開館。ユーラシアとは、ヨーロッパ(Europe)とアジア(Asia)を合わせた言葉。両者を別のものと考えず、一続きの世界として捉え、様々な展示を企画している。