写真現像の専門家で構成する「日本プリンター協会」は、横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1、TEL 045-211-1515)2階で「Printer's Exhibition 2009 第7回プリンターズ展-永嶋勝美のフィルムとデジタル-」を開催している。
同展は、写真家・永嶋勝美さんが横浜を撮影した写真などを、日本プリンター協会に所属する写真現像のプロの「プリンター」達がプリントした写真を展示するもの。赤レンガ倉庫1号館での開催は今回で3回目。
永嶋さんはヨーロッパを中心に活躍中の写真家。パリやフランス郊外、海外のクラシックカーなどを写した作品や、今回の展示のためにフィルム・デジタル両方のカメラを取り替えながらシューティングした、横浜の外国人墓地や山手地区などの風景や人物作品などが展示されている。同じフィルムの写真でも仕上がりを変えて現像してあり、色の違いなどを比較できる。また、撮影の様子や永嶋さんのインタビュー映像も紹介している。
同協会会長の田村政実さんは、「フィルムもデジタルカメラも可能性は無限大で、両方の魅力をお見せしたい。現在はデジタルが台頭してきたことで、逆にアナログな印画紙プリントの面白さが際立っている状況でもある。色々と感じて欲しいと思います」と同展の見どころを話す。
18日には、展示に協力しているエプソンの主催で、デジタルプリント時の「用紙選び」に特化したセミナーや、最新のインクジェットプリンタを用いた「おためしプリントコーナー」を設置する「『それいけ!写真隊』in横浜」も開催される。
開催時間は11時~19時(18日は16時まで)、18日まで。入場無料。