BankART 1929は10月26日から11月10日まで、BankART1929YokohamaとBankART1929馬車道で「横濱写真館」を開催している。同展は、第一線で活躍する写真家たちが、元銀行だった歴史的建造物の金庫室などを含む20数部屋を使用し、個展形式で作品を発表するもの。出品作家は森山大道、石内都、宮本隆司、山崎博、北島敬三、鈴木理策、楢橋朝子、森日出夫、小山穂太郎、佐藤時啓、綿谷修、横湯久美、笹岡啓子、蔵真墨、田中サトシ、今井智己、市川美幸、秋山由樹、安楽寺えみ。11時30分から19時まで。入場料は500円。出品作家らを講師としたレクチャーもおこなわれる。また同時に、1920年代から戦前まで横浜に数多くいたモダンボーイ、モダンガールを探す「横濱モボ・モガを探せ!」プロジェクトを行う。同プロジェクトは1920年代から戦前までの横浜のモボ・モガを中心に、横浜の街や人の写っている写真を集めるもので、未知の写真を手がかりに今現在の横浜を形成している人と街を写し出し、新しいネットワークを築いていくプロジェクト。横浜・馬車道は明治元年、日本写真の開祖、下岡蓮杖によって写真館「相影楼」が開かれた場所。その後、日本独自の絵付けや蒔絵・螺鈿細工等の技術を融合させた新たな「横浜写真」が確立された。BankART 1929