パシフィコ横浜・展示ホールB(横浜市西区みなとみらい1)で2月8日、「第4回高校生ロボットアメリカンフットボール全国大会」が開催される。
ロボットアメリカンフットボールとは、ラジコン型ロボットを操縦して、コート内でボールを奪い合い、相手ゴールへ運び込み、得点を競うゲーム。ロボットの出場規格は、重さ3キロ以内、縦、横、高さ各20センチ以内の4台で、約6分の試合に挑む。北海道から沖縄県までの17県代表の高校生チームが集まり、手作りのロボットで競い合う。神奈川県からは、4年連続4回目の出場となる県立神奈川工業高等学校が参加する。
優勝者には「文部科学大臣賞」、優れた技術・斬新なアイディアを駆使したチームには「経済産業大臣賞」が贈られる。
発端は、同大会を主催する全国工業高等学校長協会が、ITソリューションの富士ソフト(中区桜木町1)が開催してきた個人競技「ロボット相撲」を見たことから。同社がアメフトをモデルに、団体競技としてルールを策定し、ラジコンオペレーションには、200台のロボットを同時操作できる同社の無線システム技術を使用している。
富士ソフトの広報IR室の植村登美子さんは「高校生のチームワークと、それぞれの戦略の立て方が見ものです。観覧されたお客様からは『思ったよりスピードが速い、激しい』などの声を頂きます。また、チームによってさまざまな形のロボット達も一見の価値があります。技術離れが進んでいるといわれ久しいですが、ものづくりの楽しさを伝えられたら」と話す。
開催は9時45分~16時まで。入場無料。