横浜に緑を増やす「横浜みどりアップ計画」と「横浜みどり税」

開港150周年を記念した新品種のバラ「はまみらい」

開港150周年を記念した新品種のバラ「はまみらい」

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 横浜市は2月9日、市内の緑の減少を食い止め、環境の維持・向上を図る「横浜みどりアップ計画」の内容と予算を発表した。

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 「横浜みどりアップ計画」は、「樹林地を守る」「農地を守る」「緑をつくる」の3つの分野で42事業への取り組みを進めるもので、2009年度の初年度予算は72億円。2009年度から導入する「横浜みどり税」税収の16億円や国費などを財源とする。横浜みどり税は、個人は年額900円、法人は従業員数や資本金額に応じて市民税の9%相当額をこれまでの市民税に上乗せし、新たに年間約24億円の財源を確保するもの。

 また、市が2007年度から取り組んできた緑化対策の事業に「150万本植樹行動」がある。これは、市民・事業者・行政が協働して、2009年度までに公共、私有地内問わず、150万本の植樹を行う宣言で、国連環境計画(UNEP)が実施する「世界に10億本の木」キャンペーンとも連動している。2007年度3月末までに、約70万本の植樹が登録されている。

 「150万本植樹行動」の一環として、横浜開港150周年記念のシンボルで新品種のバラ「はまみらい」を、今月中旬以降、市内の公園や小学校、公共施設に約2,000本植える計画が進行している。横浜市は市の花をバラとしており、有識者で集まる「横浜開港150周年記念のバラ選定委員会」が、公募から名称を「はまみらい」に決定した。開花時期は5月下旬以降。直径13~15センチ、明るいサーモンピンクの大輪種で、やや酸味のある甘い芳香が特徴。来年春以降、苗木の販売も行われる予定。

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