昨年開催されたアートイベント「黄金町バザール」の拠点として誕生したアートスタジオ内の軽食喫茶「試聴室その2」(横浜市中区黄金町2)は4月4日、ギタリストでターンテーブル奏者の大友良英さんのソロライブ「ギター、ときどきうた、昭和横浜編」を開催する。
同店は、こだわりの音楽とともに飲食を楽しめるカフェ。週末を中心にジャンルやキャリアを限定せずに、各方面で活躍しているアーティストたちのライブ・イベントを開催している。昨年10月からこれまでに、あがた森魚さん、鈴木博文さん、梅津和時さん、佐野史郎さんなどが出演している。ライブは今回で40回目となる。店内では60,000曲のさまざまなジャンルの音楽を試聴できるほか、アメリカで始まった「本に世界を旅させる」仕組み「ブッククロッシング」も行っている。
出演する大友良英さんは横浜出身で、国内外で活躍している音楽家。ノイズやフィードバックを多用した作品から、ジャズの作品や歌をテーマにした作品、映画やテレビ番組、CMの音楽などなど幅広い作品を手がけている。また、カヒミ・カリィさん、浜田真理子さんなどのプロデューサーとしても活動している。幼少時は、伊勢佐木町から黄金町あたりで遊んでいたという。
同店店長の永山浩司さんは「自分たちが好きな音楽を多くの人と共有したいという思いから、生のライブのすばらしさを分かち合えるスペースとして『試聴室その2』を昨年秋に黄金町にオープンした。このような取り組みが結果的にまちの活性化にもつながっていけば」と話している。
ライブは20時開演。料金は予約2,500円、当日2,800円(1ドリンクオーダー500円)。