日本のホテル発祥の地に本店を構える洋菓子店「横浜かをり」(横浜市中区山下町70、TEL 045-681-4401)は、桜をモチーフにした「桜ゼリー」を販売している。
「桜ゼリー」は、屋号「かをり」の由来となる桜をイメージした、白ワインベースの大人の味わいのゼリー。2004年に「日本の心をお祝い事の傍らに、また世界へと広げたい」という願いのもと、同社社長の板倉敬子さんの発案で商品化された。
同商品は、ゼリーの中に八重桜の花びらが浮かび、色合いは淡いロゼ。甘さ控えめの上品な味わいで、ほどよい弾力感と口中にほのかに広がる優しい桜の香りが特徴になっている。価格は346円。一年中購入可能。販売店舗は、山下町本店、高島屋横浜店、横浜そごうほか。
同店ではほかにも、人気の「レーズンサンド」ほか、風味豊かな高級ワインをふんだんに使った「ワインゼリー」(赤・白・ロゼの3種類)、ゆず・ピーチ・ブルーキュラソー・オレンジ・ペパーミント・アップル・紫いも・グレープ8種類の詰め合わせの「宝石ゼリー(ヴィーナスの誕生)」、「トリュフ」、「かをりサブレ」などをそろえる。
「横浜かをり」の森作亮子さんは「桜ゼリーは海外へのお土産としても人気の商品で、過去に元米大統領夫人ヒラリー・クリントンさんから感謝状を頂いたこともある、日本の心を伝えるゼリーです。リキュールの風味が大人の味わいで男性にも喜ばれています」と話す。
「かをり」の屋号は、江戸時代の国学者、本居宣長の詠んだ歌「しきしまの やまと心を人問わば 朝日ににほう山桜花」からヒントを得て名づけられており、古来より日本人の心の故郷とも言える「桜」「香り」を大切にする願いが込められているという。