横浜みなと博物館(横浜市西区みなとみらい2、TEL 045-221-0280)が、4月24日正午にリニューアルオープンする。
同館の前身は平成元年に開館した「横浜マリタイムミュージアム」で、開港150周年を機に「歴史と暮らしの中の横浜港」をテーマに改装。コンテナをモチーフにした新デザインのゲートをくぐると、床一面に上空2,300メートルからの横浜港の空撮写真が広がる。
「横浜港の再発見ゾーン」コーナーの「操船シミュレーター」は、海事広報艇「はまどり」の実物を展示仕様にした全国唯一の操縦シミュレーション設備で、ベイブリッジや山下公園を望む横浜港の3D映像が180度の画面に広がる中、船の操舵が体験できる。また、大さん橋を支えたスクリューパイルの実物展示、港を学ぶ大型マルチタッチ映像などが新装された。
また、館内のカフェ「Cruise(クルーズ)」、ミュージアムショップも併せてリニューアルオープン。24日は、入館先着100人に帆船日本丸のチョロQなどをプレゼントする。子連れでも利用しやすいよう、授乳室やキッズスペースを設け、バリアフリー化も進めた。
同館担当者は「船好きな従来のお客様層に加え、学校で貿易などを学び始める小学5年生にも楽しめる展示づくりを心がけました。家族お揃いでぜひお立寄り頂ければと思います」と話す。
横浜みなと博物館を有する日本丸メモリアルパーク全体は、昨年から工事期間に入り、帆船日本丸は3月31日に改装オープンしている。
開館時間は10時~17時、月曜休。入場料は高校生以上=600円、小中学生=300円。「Y150ベイサイド入場券」を持参すると入館料を50%割引する。(4月28日~9月27日)