そごう横浜店(横浜市西区高島、TEL 045-465-2111)は横浜開港150周年を記念し、5月9日より横浜をモチーフに描いた版画で知られる横浜出身の版画家「川上澄生」の大回顧展を開催する。
川上澄生は1895年、横浜紅葉坂(現在の横浜市西区紅葉ヶ丘)に生まれ、幼少時に横浜から東京へ住まいを移した版画家。転居後も幼少期を過ごした明治の文明開化が息づく横浜の風俗や街並みが色あせず記憶に残り、戦後一貫して「南蛮」をテーマに煙草を吸う南蛮人や色とりどりの華やかな南蛮船、「文明開化」をテーマに明治初期の横浜海岸通り、着物姿の女性、洋燈作品などを描いた。同展では約500点の作品を展示する。
開催を記念し、地元横浜の企業とコラボレーションによる、版画絵を用いた横浜開港150周年記念限定商品を販売している。
商品は、崎陽軒の「開港記念セット(川上澄生パッケージ、真空パックシウマイ15個入、横濱かりぃ1人前)」(980円)、横濱文明堂の「川上澄生絵文字カステラ」(1,785円)、横浜ビールの「開港ラガー川上澄生ラベル」(1,733円、330ミリリットル×3本セット、限定500セット)。販売は地下2階大食品館「エブリデイ」。
また同展と関連した「横濱文明堂」の川上澄生版画の巨大絵文字カステラ(カラー)が登場し話題を呼んでいる。サイズは、500×540ミリメートル(10斤)。モデルとなった作品は1954年の木版画「横浜十二番」(鹿沼市立川上澄生美術館蔵)。展示は5月10日まで(非売品)。
そごう横浜店食品部担当の戸上志孝さんは「展示会開催を記念して、今回地元の企業にご協力いただき横浜らしい限定商品が実現した。観光客の方にも喜んでいただける、横浜みやげに最適な限定品ですので、是非お立ち寄りください」と話す。
入館料は、大人=900円、大学・高校生=700円、中学生以下無料。展示会は6月7日まで。