アフリカが語るアフリカ映画を上演するシネマアフリカpresents「アフリカ映画デー in 横浜」が5月22日と24日、横浜ランドマークホール(横浜市西区みなとみらい2)で開催される。
同イベントは、アフリカ人監督たちが作るアフリカ映画を紹介する映画祭で、作品は欧米の市場や映画祭経由ではなく、スタッフがケニア、エリトリア、ルワンダ、エチオピアなどの現地から収集してきたもの。上映作品はドキュメンタリー、短編、長編作品と日本未公開作品を含む8作品。
ドキュメンタリーでは、日本初公開作品となる「イセター道路閉鎖の背後で(仮称)」(2008年、ルワンダ、ジューン・レイン監督)、2007年エンカウンターズ映画祭オープニング作品「軍靴と自転車-第二次世界大戦で戦った南アフリカ人」(2007年、南アフリカ、ビンセント・モロイ監督)。特別上映作品「希望のSL鉄道」(1998年、日本、NHK)。
長編作品は「マルーンド-恋の脱出大作戦!」(2007年、ケニア、ボブ・ニャンジャ監督)、「アブレル 微笑の戦士」(2007年、エリトリア、ゼライ・ミスグン監督)。
短編作品は、3作品同時上映で、2008年パンアフリカン映画祭最優秀短編賞佳作「壁を越えて-わたしたちみなルワンダ人」(2007年、英・ルワンダ、デブス・ガーディナー・パターソン監督)、2006年カンヌ映画祭「監督週間」出品の「市場は遠かった」(2006年、エチオピア、ウォルコウ・ダニエル・タイエ監督)、「アルフォンスの自転車」(2007年、ルワンダ、エリック・カベラ監督)。
関連イベントとして、シネマアフリカ代表の吉田未穂さんによるトークショー「ジェノサイドから15年、ルワンダ映画の歩み」を開催する。会場では、ルワンダの映画に注目し、現在も成長し続ける現地での映画製作活動など、ルワンダの今日の姿を伝える。開催は、5月22日16時45分より、シアターにて(入場料は映画観賞券込み)。
そのほか、エリトリアの首都で、かつて「第二のローマ」とも称された標高約2,300mの高地にある都市「エリトリア」の、知られざる都市の魅力を紹介する写真家・楠哲也さんによる写真展「シネマの都アスマラ-知られざるエリトリアの芸術都市-」などを開催。開催は5月22日、24日。会場は映画祭会場ランドマークホール・ロビー展示場。入場料は映画観賞者=無料、写真展のみ=500円。
シネマアフリカ代表の吉田未穂さんは「アフリカ人が作ったアフリカ映画を体験してください。ケニアからのドタバタコメディや南アフリカの語られない歴史、ルワンダからの感涙の短編、エリトリアの知られざる現代史などもりだくさん。喜怒哀楽がつまったアフリカからの映像直行便です」と話す。
チケットは、1回券1,000円(当日券)、800円(前売券)、全回券4,000円(特別上映作品『希望のSL鉄道』は無料)。