東日本旅客鉄道横浜支社は6月2日、女性専用のメイク室や授乳室、カフェの3業態を集積した女性向け商業施設「リフレスタ」を、JR横浜駅中央北改札内コンコースにオープンする。
リフレスタは、「仕事や育児に頑張る女性を応援する」をコンセプトに、移動中や待ち合わせなどのちょっとした時間に、エキナカで快適に過ごせることを目的とした、女性向けの商業施設。JR東日本の駅構内としては初の女性向け商業施設となる。
改札内の約160平方メートルのスペースに、有料の「メイクアップラウンジ」と無料の「ベビー休憩室」、ドリップコーヒー&紅茶を提供する「ドリップマニア」を併設。
「メイクアップラウンジ」は、14席のパウダールーム、フィッティングルームや洗面台を備え、化粧直しと着替えが可能。各種化粧品やドライヤーが自由に使えるほか、無線LANも完備している。入口で入場料200円を支払うと30分間利用でき、延長料金は10分につき100円。営業時間は7時~22時。
「ベビー休憩室」は、授乳室やオムツ交換台のほか、ベビーカーごと入れる専用トイレを備えた子育て支援スペース。営業時間は7時30分~19時30分。
「ドリップマニア」は、全18席のカフェスペースで、ハンドドリップ抽出にこだわるコーヒーや紅茶のほか、キッズメニューの販売も行う。ベビーカーでの来店を考慮し、店内通路はゆったりとした幅がとられている。営業時間は7時~22時。
施設は、働く女性やお母さんたちが駅構内で安心して過ごせるスペースがなかったことから、同社の女性社員たちが開業を企画。女性だけの検討会を発足し、女性市民へのグループリサーチをすることで意見を集め、働く女性やお母さんたちのニーズに合わせて企画した。「リフレスタ」とは、リフレッシュとステーションを合わせた造語。
同社の広報担当者は「女性からたくさんの意見を頂いたことで、リフレスタという新しい女性のための施設が誕生しました。ぜひ働く女性やお母さんたちに利用して頂き、女性をサポートする場になればうれしいです」と話している。
同施設は、開港150周年を機に開催する、横浜の新しい魅力を伝えるキャンペーン「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」に合わせてオープンする。同キャンペーンは、JRグループ6社と横浜市、観光関連事業者などが一体となり、横浜開港150周年の時期に合わせて、横浜の魅力的な観光エリア・イベントを全国的に宣伝して集客を図る、国内最大規模の観光キャンペーン。