ヨコハマ グランド インターコンチネンタルホテル(横浜市西区みなとみらい1)で6月1日、ペリー提督来航時の祝宴メニューを再現した料理を提供する「横浜ポート グルメブッフェ」が始まった。
「横浜ポート グルメブッフェ」では、同店の横浜開港150周年記念フェアとして、江戸幕府側からペリー艦隊への祝宴料理と、ペリー艦隊側がお礼として船上に幕府側を招待した時の料理を現代的に解釈したメニューにして提供する。
横浜発祥で、文明開化の象徴とされる「横浜牛鍋」や、スパゲティナポリタンなどの洋食のほか、ペリー提督の母国アメリカのカルフォルニア米「カルローズ」や、横浜の姉妹都市リヨン(フランス)の郷土料理などのメニューやスイーツも取りそろえていく。メニューは月替わりで入れ替えていく予定。
オーシャンテラス・シェフドパルティエの鶴田暁彦さんは「長い航海に必要だった保存技術の塩漬けの肉などをそのままのかたちで提供するのは、現代人の味覚や視覚的な面で難しい。文献などで史実をしっかり踏まえた上で、当時の料理からインスピレーションをえてメニューを開発している。たとえば、羽田沖でとれた穴子を使用したメニューがあったので、今回は『穴子のオランダ煮 生春巻き』とした。開港当時人気だった鍬焼(くわやき)にヒントをえて『若鶏のロースト 鍬焼仕立て 照り焼きソース』をつくった。幅広い年代のお客さまに歴史と料理と一緒に楽しんでいただける内容にしている」と話す。
提供するのは1階ブッフェ・ダイニング「オーシャンテラス」で、営業時間はランチタイム=11時30分~14時30分、ディナータイム=17時30分~22時。料金はランチ=3,234円、ディナー=5,082円(平日・大人、花火大会開催時など別料金・時間)。9月27日まで。