横浜赤レンガ倉庫広場(横浜市中区新港1)を中心に6月6日と7日、エコカー(低公害車)の紹介やエコドライブ普及啓発を目的としたイベント「エコカーワールド2009」が開催される。
同イベントは毎年、環境月間の6月に開催しており、横浜での開催は今年で6回目。自動車による大気汚染防止や地球温暖化対策に有効な最新エコカーの出展・展示、エコカー試乗、エコドライブの実体験、シンポジウムなどを通してエコカーへの理解と普及促進を図る。
会場では、燃料電池自動車、電気自動車、プラグインハイブリッド自動車など約80台のエコカーや、充電スタンドなどを展示。エコカー約10台に試乗できるほか、JR桜木町駅前から会場までは、燃料電池バス、非接触給電ハイブリッドバス、LPGバス3台が運行する。
今年は、環境モデル都市・横浜の実現に向けた横浜市と日産自動車のプロジェクト「ヨコハマ モビリティ『プロジェクトZERO』」による、簡易エコドライブ診断システムを装着した自動車を実際に公道で運転できる体験型エコドライブを企画。運転後に、エコ運転のレベルが分かるほか、日産のテストドライバーから、エコ運転のアドバイスが受けられる。
三菱自動車は、今年夏に市場投入を予定している電気自動車「i-MiEV」の市販車を一般公開する。同車は、軽乗用車の「i」をベースに、大容量リチウムイオン電池と小型・高性能モーターを搭載した電気自動車。
ステージイベントでは、早稲田大学大学院教授の大聖泰弘さん、日本自動車ジャーナリスト協会理事の竹岡圭さんを招いた「次世代自動車ミニシンポジウム」(6月6日、11時15分~12時)、ポケットモンスターキャラクターショーを行うほか、エコドライブクイズ、環境問題に触れられるソーラーカーの制作、エコバッグコーナー、床発電システム体験などのイベントを実施する。
横浜市環境創造局の交通環境対策課の山本恵幸さんは「『エコカーワールド』は最新のエコカーを見て、触れることができる、全国最大規模のエコカーのイベント。エコドライブに関する出展もありますので、ぜひ多くの市民の方にご来場いただき、環境について楽しみながら学んでいただければ」と話す。
開催時間は6日=11時~17時、7日=10時~16時。入場無料。