旧東横線桜木町駅舎内の「創造空間9001」で6月19日、作品制作のほか美術評論も手がける2人のアーティスト、川崎昌平さんと村田真さんのトークショーが行われる。
同イベントは、アーティストで美術評論家の両者が、作品を「描く」ことと「論じる」ことの違いや、共通点などを掘り下げたトークを行う。6月17日から同スペースで開催している川崎さんの個展「グランドオープン」の関連企画として行われる。個展では、写真のような平面作品や映像インスタレーションを展示中。
川崎昌平さんは、1981年埼玉県生まれのアーティスト。大学院修了後、ニート、引きこもり、ネットカフェ難民生活を送った経験から、著書「ネットカフェ難民-ドキュメント『最底辺生活』」を発表。「ネットカフェ難民」という言葉の生みの親とも言われ、日常の風景に言葉を載せた平面作品や映像作品を発表してきた。
ゲストの村田真さんは「ぴあ」の美術記者を経てフリーで執筆活動を開始、東京造形大学および学習院女子大学非常勤講師、BankARTスクールの校長を務める傍ら、油彩画の作品制作を行っている。16日から個展をZAIMギャラリー(横浜市中区日本大通り34)で開催中。
トークショー開催に向け「今回は、今までの制作方法とは違う作品で心機一転、グランドオープンさせる展覧会。桜木町駅に隣接した便利な場所なので、過去の作品を知らない人もふらっと気軽に来てもらいたい。トークは、自分も村田さんに学ぶような気持でいます」と川崎さんは話す。
川崎昌平個展は10時~19時(最終日のみ17時まで)。入場無料。開催期間は25日まで。トークショーは18時からで参加費500円。村田真個展は10時~18時、ZAIMギャラリーで入場無料。28日まで。