横浜市開港記念会館講堂(横浜市中区本町1)で7月19日、横浜とインドのつながりを紹介する「横浜・インド文化交流フォーラム」が開催される。
同フォーラムは、横浜から環境情報を発信する「環シルクロード実行委員会」と中区役所の共催事業。開港150周年を記念して、横浜とインドの未だ知られていないつながりを知り、新たなつながりを探ることをテーマとしている。
当日のプログラムは2部構成で、第1部は「原三溪とインドとのつながりをひもとく」と題し、原三溪市民研究会代表の内海孝さんと、横浜で2代続くインド人の企業経営者ナリン・アドバ二さんによるリレートークを行う。三渓園を作り、実業家、茶人としても有名な原三渓(本名・原富太郎)さんとシルク貿易にまつわる話や、インドの詩人タゴールが三溪園を訪れ交流を重ねた歴史など、未だ知られていないつながりと、横浜の新シルクロードの幕開けについて語る。
第2部は、「横浜インドの新たなつながり」と題し、コンサート「光の舞 新シルクロード」と、横浜・インド共同ボリウッド映画「ダンス・ダンス・ダンス」の発表。コンサートでは、NHK番組「新シルクロード」で音楽担当をしている常味裕司さんによるアラブ楽器の演奏と、ボリウッド映画女優でダンスアーティストの板倉リサさんによるダンスが行われる。
また、インド・ムンバイ出身のアクラム・シェイク監督を招き、横浜でも撮影された横浜インド共同ボリウッド映画「ダンス・ダンス・ダンス」の発表も行われる。ボリウッド映画とはインド映画の通称で、インドを代表する世界都市ボンベイと、アメリカ映画の拠点ハリウッドを組み合わせた造語。
環シルクロード実行委員会の大場さんは「今回は、約100年前のタゴールの詩の朗読や現在制作しているボリウッド映画の発表があり、新旧の横浜、インドのつながりを見ることができます。また原三渓の未発表の写真が公開されるなど貴重な機会でもあるのでぜひみなさんお越しください」と話している。
開演時間は、14時~17時。入場料は700円。