開業82年となるホテルニューグランド(横浜市中区山下町10)は7月16日、フォトコンテスト「MY NEW GRAND(マイ ニューグランド)」の応募受付を開始した。
ホテルニューグランドは、関東大震災の4年後の1927年に創業。第2次大戦の戦災を免れた本館は、横浜市の歴史的建造物や、国の近代化産業遺産として認定されている。1991年には新たにニューグランドタワーがオープンした。
コンテストは、テーマを「マイ・ニューグランド」とし、ホテル外観か内部の写真、またはホテルと家族の様子を写した写真など、撮影者とニューグランドの関わりを表現した作品を募集する。横浜開港150周年と大規模観光キャンペーン「横浜・神奈川デスティネーションキャンペーン」を記念して企画された。同ホテルがフォトコンテストを開催するのは初めて。
審査員には、写真家の織作峰子さん、世界のホテルを旅し旅行記を発表している紀行作家の稲葉なおとさん、横浜観光コンベンション・ビューロー専務理事の横山悠さん、ホテルニューグランド代表取締役会長の原範行さんらを予定。
入賞作品は、10月9日から12月15日までに同ホテル本館に展示されるほか、大賞受賞者にはプルミエルスイートへの宿泊招待、入賞者には旅行券やデジタルカメラ、ホテル内「ル・ノルマンディ」でのディナー招待などの賞品が贈られる。
応募条件は、デジタルまたはフィルムで撮影したカラーか白黒の紙焼き作品。応募はアマチュアに限る。受付期間は8月31日まで。
同ホテル広報室長の和田聖心(せいこ)さんは「横浜とともに歩み続けるホテルニューグランドは、歴史と伝統に培われて生まれたフォトジェニックなシーンの宝庫といえるでしょう。豪華賞品も魅力的だと思われますので、ぜひ、歴史に残る1枚をふるってご応募ください」と話している。