旧東急桜木町駅舎を改装したアートスポット「創造空間9001」(横浜市中区桜木町1)で9月3日より、ミラーボールを利用した展示「タムラタクミ PRESENTS ミラーボーリング 諸行無常ノ光アリ」が開催されている。
「ミラーボーリング」は、アート集団「MIRRORBOWLER(ミラーボーラー)」が織りなす空間インスタレーション。期間中は、会場に音楽や同集団のプロモーション映像を流し、小さな鏡が球形に取り付けられた飾り「ミラーボール」を利用した光と反射の空間を演出する。
会場にはスタート以来、光を反射して輝くミラーボールに導かれてさまざまな世代の多くの来場者が訪れ、夕方以降は特ににぎわいを見せている。展示を手掛けるアーティストは、ミラーボールの魅力について「予想外の反射で光を放つことで、想像のつかないものになることが他の媒体にはない面白さ」。今後もあらたな光の創造空間を目指し、少しずつ新しいオブジェを会場に加えていく予定。
5日には、自称「ゲーム・アーチスト」の武井よしみちさんによる身体を用いた電気装飾パフォーマンスが行われ、観客を沸かせた。
19日は、横浜出身のギタリスト吉田孝さんを中心とした老舗ラウンジ音楽ユニット「ローズ・アンリミテッド」がライブを行う。料金は500円(19時開演、1ドリンク付)。
創造空間9001スタッフの竹本真紀さんは「ミラーボールは、照明、日付、時間帯によって異なる表情を見せてくれます。タイトルの『ミラーボーリング』にあるように、これからも現在進行形で展示物が増えてゆきますので、ぜひ何度でも遊びにきてください」と話す。
開催時間は、10時~19時で入場無料。14日は休館日。9月29日まで。
「MIRRORBOWLER」は、数百個のミラーボールを使って「宇宙と和式美」をテーマに光と反射の空間を創りだすアート集団。グラフィックデザイナー、写真家、照明家、美術講師などさまざまなジャンルのメンバーにより構成される。2000年から活動を始め、2003年にFUJI ROCK FESTIVALに会場装飾として参加し、森の中に光の幻想空間を演出し注目を集める。以降、「バレンタイン アイランド 江ノ島」や「十五夜の宴」(奈良)などで作品を発表している。