「野毛Hana*Hana」で学生映像作品上映会-ドイツと生中継も

上映作品「曲がり葱」より(平田大輔監督)

上映作品「曲がり葱」より(平田大輔監督)

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 野毛Hana*Hana(中区花咲町1、045-325-8123)は9月12日、横浜を中心とする首都圏の大学や専門学校などの映像制作サークルの学生の交流を目的とするイベント「CUT IN YOKOHAMA ~Student Independent Film Network」を開催する。

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 イベントは、野毛Hana*Hanaや、横浜国立大学映画研究部、横浜市立大学ビジョン・ファクトリー、武蔵野美術大学の学生などを中心に作るSIFN(Student Independent Film Network)実行委員会が主催。横浜周辺の大学・専門学校などの映像サークルから作品を募集した。

 第1部では、学生映画の上映とともに、監督による作品紹介のトークを行う。「ネギ」を通して兄弟や夫婦の緊張感を描いた横浜国立大学の平田大輔監督のオムニバス・ドラマ作品「曲がり葱」など5作品を上映する。

 第2部では、ベルリンのドイツ国立映画専門大学に在学中のフローリアン・バロンさんが日本に留学中、沖縄で3週間にわたり市場の様子を記録した50分間のドキュメンタリー作品「Video Ichiba -ビデオ市場」を上映する。上映後には、インターネットで、ベルリンと生中継し、日本の学生とのトーク・ディスカッションを行う。

 第3部では学生監督同士のディスカッションにより、横浜発の映像文化の可能性を模索する。

 野毛Hana*Hanaは野毛地区の地域振興と「映像文化都市・横浜」構想の推進を目的とする合同施設として今年4月にオープン。映像文化の発信拠点として、ダークルーム(写真暗室)や上映・展示スペースなどを備え、これまでに映像を学ぶ連続講座「NOGEDIA(ノゲディア)」や、写真展「THE DARKROOM展」などのイベントを開いてきた。

 実行委員を務める細見葉介さんは「このイベントを通じて、横浜周辺で映像に関わっている学生同士の横のつながりができることを期待している。自分が学生だった頃は横浜周辺は上映会場が少なく困っていたが、野毛Hana*Hanaは駅から近く使いやすい。映像の上映会などにも適したスペースなので、学生たちにぜひ活用していってほしい」と話している。

 入場料は500円。15時30分開場、16時開演。

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