無料情報誌を発行する「ぱど」(横浜市中区桜木町3)は9月8日、新サービス「ぱどポイント(ぱどポ)」を横浜中心地域限定でスタートした。
同サービスは、「おサイフケータイ」「Suica」など非接触型IC カードを利用したポイントサービスで、新たにポイントカードを作ることなく、手持ちの携帯電話やIC カードに「ぱどポイント」を貯め、加盟店舗でポイントを利用できるもの。
店舗に設置されているポイント発行端末は、FOMA回線でサーバと接続されており、ICチップ内蔵の「Suica」「おサイフケータイ」などを端末にかざすことでICチップ製造番号を読み取り、発行したポイント数を記録・蓄積。ポイントを利用するには「ぱどポ会員登録」が必要で、携帯サイトの登録ページで会員番号を取得し、店頭の端末でICチップ製造番号と会員番号を紐付けることで「本会員」となる。
同社の広報担当者は「この新規事業で、まずは『ぱど』創刊の地である『横浜の人と街』を元気にしたいと思っています。現在の加盟店数は46店舗、年内には200店舗・会員数10,000人に成長すること目指し、将来的には導入地域も順次拡大していく予定です」と話している。
「ぱど」は1987年8月に横浜で創業。全国約180エリアで地域密着型フリーペーパー「ぱど」を発行。発行部数の合計は約1,000万部、2002年にフリーペーパー発行部数世界一の媒体としてギネスブックに認定された。そのほか「L'ala Pado」「Hamakala」「BUZZCLIP」「ご近所ドクターBOOK」「ぱどMO」「ぱどナビ」「ぐるめぱど」「キレイぱど」「ぱどタウン」など、紙媒体やインターネットなど様々なメディアを通じて地域情報を発信している。