横浜中華街の門の一つ「玄武門」(横浜スタジアム・中区役所近く)から、加賀町警察署を抜け、善隣門に至る「北門通り」で9月19日~21日、「きたもん祭り」が開催される。「横浜中華街 北門通り海河道 きたもん会」(陳礼皇会長)が主催。
1855年のペリー来航時に行われたアメリカ音楽ショーの復刻ライブやカンフーシューズ飛ばしなど、さまざまなイベントが予定されている。
きたもん会は、今年4月、横浜中華街で24番目に発足した最も新しいまちづくり団体。加盟店は現在20店で、全長約600メートルの通りを活性化しようと、今回初めてイベントを企画した。祭りの期間中は北門通りを通行止めにして、安全にイベントを楽しめるようにしている。
初日は、横浜開港150周年を記念し、1855年のペリー来航時に横浜で演奏された、日本で初めてのアメリカ大衆音楽の演奏「ミンストレルショー」を、バンジョーなどで再現する。
また「ミスきたもん」コンテスト(19日)や、ゲストに開国博Y150のマスコット「たねまる」や横浜ベイスターズの「ホッシー」迎えて、世界記録に挑戦する「カンフーシューズ飛ばし」大会(20日)、中国雑技(21日)の演舞の披露、近隣のライブハウス「7thアベニュー」の協力で「横浜150周年記念ライブ」(20日、21日)など、さまざまなイベントが行われる。
同会の陳会長は「『きたもん通り』の名称は玄武門の別名『北門』と『来た者』を掛けて名付けました。玄武は、またの名を玄天上帝という道教の北と水の守護神です。また、名称がなかった、きたもん通りに交差する通りを『海河道』と名付けました。新しい試みをいろいろ行う『きたもん祭り』にぜひ足を運んで欲しい」と話している。