赤レンガ倉庫で「横濱地図博覧会」-ペリー艦隊作成の海図も

横濱地図博覧会2009で展示されている横浜港の海図

横濱地図博覧会2009で展示されている横浜港の海図

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 横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で9月22日から、横浜開港150周年を記念して、さまざまな地図を集めた「横濱地図博覧会2009 vol.2 150年の地図ものがたり」が開催されている。

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 同展は、市民有志による横濱地図博覧会2009実行委員会が「開国博Y150」の市民参加企画「ベイサイド市民協催」の一環として行うもので、横浜を形成してきた貴重な地図のほか、さまざまな横浜の地図や絵はがきなどを展示している。

 今回は6月に行われた横濱地図博覧会 vol.1に続く2回目の開催。前回は伊能忠敬による江戸時代後期の日本地図「伊能大図」を35×60メートルに復元した「完全復元伊能大図」や横浜中心部の12×8メートルの住宅マップ、3Dマップ、商店街マップなどを展示した。

 今回は、開港前の横浜村の地図、1858年にぺリー艦隊が作成した東京湾の海図「BAY OF EDO」や、関東大震災直後の被害の概況を表した地図、1911年の京浜電車の鉄道路線図などの貴重な地図のほか、時代を反映する実測図、絵地図、鳥瞰図、商業地図、イラストマップなどの地図の展示により、横浜の150年の都市形成の歴史を振り返る企画になっている。

 また、地図のほかに、各時代の絵はがき、商業広告やチラシの展示や、横浜市内の町名の由来や過去の町名を紹介するパネルなどが展示されている。

 実行委員会の石黒徹さんは「横浜の都市形成の歴史を150年の全ての時代を一貫した形で紹介できているのがポイントです。また地図など2次元的な情報だけでなく、立体的に当時の時代を感じられる情報も加える工夫をしています」と話している。

 開催時間は11時~20時(最終日は17時まで)。入場無料。9月25日まで。

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