国内外の環境都市や有識者等が一堂に集まり、優れた事例の紹介や低炭素社会実現への議論などを行う「低炭素都市推進国際会議2009」が10月5日、パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)会議センターで開催される。
同イベントは国や自治体、関係団体で構成される低炭素都市推進協議会による主催。同協議会は、横浜市など13の環境モデル都市をはじめとする自治体、国、関係団体計147団体で構成されている。
当日は、午前の部では国内の環境モデル都市や海外都市などの行政担当者・専門家によるパネルディスカッション(分科会)を3階会議室で行う。テーマは「低炭素型モデル街区・地域の実現」、「グリーン・エコノミー創出施策の展開」。
また、市民交流会(ランチレセプション)を挟んだ午後の部では、1階メインホールで全体会議を実施。地球環境産業技術研究機構(RITE)副理事長・東京大学名誉教授の茅陽一さんによる基調講演の後、環境モデル都市の取組紹介やパネルディスカッション、総括が予定されている。
海外から参加するのは、コペンハーゲン市(デンマーク)、大連市(中国)、ハンブルク市(ドイツ)、ポートランド都市圏行政府(アメリカ)、ストックホルム市(スウェーデン)、フランス政府、欧州委員会の代表者ら。
国際会議の実行委員長である横浜市の事務担当者、黒田美夕起さんは「『鳩山イニシアティブ』など日本の新しい方向性が見えつつある中、CO2排出削減に取り組む国内外の先進都市の切磋琢磨に間近に触れる絶好のチャンス。市民交流会では様々な立場の人が一斉に会して、フランクな雰囲気で未来の低炭素都市像を語り合います。ぜひご参加ください 」と話す。
開催時間は午前の部9時30分~、市民交流会(ランチレセプション)12時15分~、午後の部13時30分~18時30分。参加費無料、当日申し込み可(市民交流会参加の場合は別途2,000円が必要)。