横浜市共創推進事業本部は10月21日、「共創で見えてくる、新たなCSR(企業の社会的責任)の可能性」をテーマに「共創オープンフォーラム・ヨコハマ」を横浜市開港記念会館(横浜市中区本町1)講堂で開催する。
同フォーラムは、異なる視点や価値観から革新的なアイデアを生みだし、相互理解の上で社会的課題を議論することを目指し、横浜市が開催している民間との議論と交流の場。昨年度にスタートし、約200人の民間企業、NPO、大学関係者、公益団体、横浜市職員が参加して6回のフォーラムを開催。毎回、テーマを定めてディスカッションを重ねてきた。今年度の実施は8月の前回に続いて2回目。
フォーラムは、第1部では足達英一郎さん(日本総合研究所ESGリサーチセンター長)が「現在のCSR活動の概況及び最近の活動について(仮)」をテーマに講演を行う。その後、横浜市に関わるCSR事例紹介として、川嶋輝彦さん(日本アイ・ビー・エム)、二見徹さん(日産自動車電子技術開発本部)、菅慶太郎さん(日産自動車グローバルコミュニケーション&CSR本部)、大川哲郎さん(大川印刷)らが登壇する。
その後、林文子・横浜市長のスピーチに続き、第2部では「共創で見えてくる、新たなCSRの可能性」をテーマに、パネルディスカッションを展開。パネリストは川嶋さん、二見さん、菅慶さん、大川さんに加え、内田茂さん(横浜市教育委員会事務局)、信時正人さん(横浜市地球温暖化対策事業本部)、土井一成さん(横浜市共創推進事業本部)らを予定。コーディネーターは小林賢次郎さん(横浜市共創推進事業本部)、コメンテーターは足達英一郎さんが務める。
また、フォーラム終了後には会場をBankART studio NYK(横浜市中区海岸通3)に移し、参加者同士での交流・懇親会も予定されている。
共創推進事業本部担当係長の杉山昇太さんは「全国の中でも先進的なCSR活動の事例紹介を予定しており、積極的なCSR戦略について取り組む企業の代表者らから有意義な話が聞けると思います。当日参加も可能ですので、ぜひ会場に足を運んでもらえれば」と話している。
フォーラムの開催時間は15時30分~18時20分(15時開場)。参加費は無料、定員は400人で先着順。参加申込は共創推進事業本部のWEBサイトより。懇親会は18時30分~20時、参加費2,000円。
市の共創推進事業本部は、行政と民間が「共に創る(共創)」という考え方に基づき、互いの知恵を出し合って新たな事業機会をつくることで、経済の活性化 と効率的で質の高いサービス提供につなげていくことを目的に昨年4月に設置された。市役所内に「共創フロント」窓口を設置し、民間企業・法人からの相談・ 提案を受けている。