中区寿町をめぐるアートプロジェクトツアー「KOTOBUKIクリエイティブアクションTOUR」が11月14日と28日に開催される。
同ツアーは、アーティストやクリエーターらで構成される寿オルタナティブ・ネットワーク(中区松影町2)主催によるプロジェクトの一環で、当日は「KOTOBUKIクリエイティブアクション」メンバーが中心となり、寿町やアート活動に関わるスポットを解説つきで案内する。
今回実施するツアーは「プロデューサーツアー」と「寿町の歴史と現在」の2種類。「プロデューサーツアー」は、ドヤを改装したホステル「ポルト」内のギャラリー展示、南雲ビル(KOTOBUKIオルタナティブ・スタジオ)、寿公園(神奈川大学曽我部研究室)など「KOTOBUKIクリエイティブアクション」に関係するスポットをまわる。案内人は総合プロデューサーの河本一満さん、もしくはプロジェクトディレクターの橋本誠さん。開催時間は15時~17時。定員10人で料金は1,000円(14日は受付締切)。
「寿町の歴史と現在」では、寿生活館(中区寿町3)、横浜市ホームレス自立支援施設「はまかぜ」(中区寿町4)、地域活動団体など、現在の寿町を巡りながら寿町の形成過程や地域の生活の移り変わりについて学ぶ。案内人は首都大学東京・准教授の山本薫子さん。開催時間は12時~14時。定員7人で料金は500円。
申し込みは「KOTOBUKIクリエイティブアクション」サイトより。
同プロジェクトディレクターの橋本さんは「寿町を訪れる方を案内していると、さまざまな感想をいただきます。きっと案内する方や訪れる時期が違うとまたその感想が異なるのだと思います。今年のツアーは、これからも案内人とメニューを増やし、何度でも繰り返し来ていただけるものにしたいと考えています。できるだけアートイベントに合わせて展開していきますので、ご都合のよろしいときにぜひご参加ください」と話す。
「KOTOBUKIクリエイティブアクション」プロジェクトは、寿町エリア(横浜市中区寿町、松影町)で地域住民らと連携しながらアート活動を展開することにより、地域の活性化を目指すもので、年間を通してアート作品の制作・設置、地域住民とのコミュニケーションの場づくり、アーティストスタジオの設置に向けた取り組みなどを行っている。横浜市が先駆的・実験的な芸術文化の発信を支援する「横浜市先駆的芸術活動助成」の対象事業。