ソリッドレイ研究所(横浜市神奈川区鶴屋町2)は低価格3DプロジェクタSight3D(サイトスリーディ)の販売を開始している。
同社は横浜で20年以上の歴史をもつ立体映像の専門会社。これまでさまざまな企業、大学、科学館などを中心に立体映像やバーチャルリアリティシステムを納入してきた。
今回販売を開始した同製品は、288,000円~350,000円(税別)という従来の約5分の1の低価格帯を実現。PCの映像を解像度XGA(1024×768ピクセル)、120Hzの時分割立体方式(視聴者の左右の目に入ってくる画像を交互に高速で表示し、これと同期して高速で左右のメガネのシャッターを開閉できる専用の3Dメガネを利用して、立体視を行う方式)で3D映像を投影できる。専用スクリーンは不要で、通常のプロジェクタ用のスクリーンや、白い壁などに投影することもできる(3Dメガネは別途購入する必要あり)。
また同製品は、12月2日から4日までパシフィコ横浜(西区みなとみらい1)で開催される立体映像をはじめとした映像システム・機器・コンテンツの展示会「New Media Technology立体Expo'09」にも出展。同製品を利用した2画面連動3Dシステムを紹介する。12月2日(11時30分~)には、同社代表の神部勝之さんによる「ソリッドレイは超低価格立体プロジェクターを何故売り出したか?~どうなる3Dビジネス?今後の行方~」と題した講演も行われる。
ソリッドレイ研究所企画部の高橋耕次郎さんは「これまで3D映像を導入してこなかったゲームセンター、スポーツジム、冠婚葬祭、学校、飲食店などのマス店舗市場への普及を目指し、現在パートナーを募集中。立体Expoの企業セミナーでは、そういった話題を含めた講演を行う予定です。また9月28日より販売している低価格3Dプロジェクタの2画面連動3Dの展示も行いますので、ぜひお立ち寄り下さい」と話している。
「New Media Technology立体Expo'09」は今後立体映像ビジネスの産業化を目指し、映像システムとコンテンツの融合から新たな映像メディアを生み出す場として開催。開催期間は12月2日から4日(10時~17時)まで。入場無料。国際画像機器展、先端光テクノロジー展と同時開催。