パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1)で12月2日より、画像処理製品・技術を紹介する「’09国際画像機器展」が開催されている。主催は日本画像・計測機器協議会。
31回目を迎える今年は、メディカルゾーン、技術相談コーナー・製品検索コーナーを設け画像処理関連製品・技術の最新情報を提供するほか、出展企業セミナーや特別招待講演などをおこなう。昨年の来場者数は23,459人(同時開催展含む)。
新設のメディカルゾーンでは、イメージセンサー・錠剤検査装置・近赤外光脳機能イメージング装置・光トポグラフィ装置などの医療用機器・装置やそれらに組み込まれる画像処理製品・技術にスポットを当てた商品を展示。会場に設置された画像処理ポータルサイト「画像機器総覧」 では、掲載される2,000点以上の画像処理関連製品から出品製品を検索できる。
期間中は「先端光テクノロジー展2009」と「立体Expo’09」を同時開催し、「国際画像セミナー」では講演企業の最新情報や「脳機能の画像化」、「マシンビジョン技術革新」をテーマにした特別招待講演を行う。「先端光テクノロジー展」では色素増感太陽電池や有機ELデバイスの講演、出展企業による最新のレーザー機器、応用製品を紹介するテクニカル・セミナーを実施。
「立体Expo」では、初心者でもわかりやすい立体映像の基礎から3Dゲームや3D立体映画をテーマにしたパネルディスカッション、話題のデジタルサイネージとAR(拡張現実)をテーマにした講演をおこなう。低価格3Dプロジェクタ「Sight3D」を販売開始したソリッドレイ研究所(神奈川区鶴屋町2)も出展する。
アドコム・メディアの国際画像機器展事務局の芦田孝志さんは「3D立体映画をテーマに業界の最前線で活躍されている方をお招きしてのパネルディスカッションを予定しており、3D立体映画では、映画『呪怨』で知られ、日本映画として初の3D立体映画『戦慄迷宮3D』を公開した清水崇監督がご登壇いたします」と話す。
会場は展示ホールD、入場無料。開催時間は10時~17時。12月4日まで。