横浜情報文化センター内の放送ライブラリー(横浜市中区日本大通11、TEL 045-222-2828)で、「広告跳躍時代 昭和の広告展」が開催されている。
同展では、広告が1970・1980年代の日本社会で、企業のパートナー、自分らしいライフスタイルを追及する消費者の代弁者として担ってきた役割と経緯を、ポスター・新聞広告・CM・雑誌・キャラクター商品などの関連資料を通して紹介する。
展示コーナーは「経済優先VS人間回帰」、「商品VS商品」、「メインカルチャーVSサブカルチャー」、「家庭VS自立」、「直球VS変化球」、「理性消費VS感性消費」、「商品VS企業」という対比テーマに分かれ、「商品VS商品」コーナーでは、「ライバルが消費社会を沸騰させる」と題し、日産×トヨタ、サントリー×ニッカ、カネボウ×資生堂など、それぞれを代表する広告資料を展示する。
期間中は関連イベントとして、1970・1980年代のテレビ番組を2プログラムで上映する。作品は、Aプログラムが、巨泉前武ゲバゲバ60分(1971年、日本テレビ)、われらの主役「不世出の大打者・王貞治」(1976年、テレビ東京)、機動戦士ガンダム 第1話「ガンダム大地に立つ!!」(1979年、サンライズ/名古屋テレビ)など。Bブログラムは、金曜劇場 北の国から 第1話(1981年、フジテレビ)、金曜ドラマ 金曜日の妻たちへ 第1話「侵入者」(1983年、ドリマックス/TBS)、オレたちひょうきん族(1983年、フジテレビ)ほか。上映スケジュールは、Aプログラム=水曜・金曜・日曜日、Bブログラム=火曜・木曜・土曜日。
放送ライブラリーの鈴木貴尚さんは「日本も企業も国民も『元気な時代』と言われた1970・1980年代。その時代を象徴するような広告が『対決』という形で分かりやすく展示されています。同展から懐かしい時代を振り返っていただければ」と話す。
会場は放送ライブラリー内イベントホール・映像ホール。開館時間は10時~17時。月曜休館(祝日・振替休日の場合は翌日)。1月31日まで、入場無料。