日産グローバル本社(横浜市西区高島1)で1月17日、横浜F・マリノスの「2010シーズン新体制発表会」が行われた。
会場には抽選で選ばれた約600人のサポーターやファンが集まり、コーチングスタッフや新加入選手の紹介、新ユニフォームの発表ほか、木村和司新監督とゲストで登場した金田喜稔さんのミニトークショー、ファンからの質問などが行われた。
横浜F・マリノス代表取締役の嘉悦朗さんは新体制について「木村新監督はもちろん、チーム統括本部長、コーチ陣、スタッフ、すべてのメンバーについて、サッカーを通して皆さまに感動を提供できる人材を選びました。今年の横浜F・マリノスにぜひご期待ください」と語った。
今季からチームを指揮する木村監督は「2点取られても3点取り返すような、攻撃的なサッカーで優勝争いができるチームにする」と意気込みを見せ、みなとみらいの天然芝・人口芝を2面ずつ備える練習施設・マリノスタウンについて「Jクラブでも1番といえるほど素晴らしい練習施設。自分がもしオーナーなら、昨年のような成績では選手に使わせない」と話し、選手たちに奮起を促した。
新ユニフォームは、胸元に新たに施されたV字のデザインが特徴。パンツの紐などのディテールにもこだわり、細部にもトリコロールカラーを取り入れている。
横浜F・マリノスは2004年以降優勝から遠ざかり、その後中位から下位に低迷。昨シーズンは10位という結果に終わった。今シーズンからマリノスのOBで元日本代表である木村監督を起用し巻き返しを図る。木村さんは現役時代にFK(フリーキック)の名手としても知られ「ミスター・マリノス」と呼ばれていた。