横浜・元町仲通りに1月20日、岩手県一戸町の特産品などを販売するアンテナショップ「Natural Essay(ナチュラルエッセイ)」(横浜市中区元町5、TEL 045-263-9607)がオープンした。
同店は、一戸町が地域おこしの一環としてスタートさせたもの。名産品のPRや地元生産者の収入増がねらいで、元町の買い物客らをターゲットに見込む。
取り扱う商品は、地元産の乳製品や野菜、菓子、調味料などの食品のほか、竹細工や木工品、織物など約150種類。ショップの運営は、一戸町出身者が代表を務めるビジネスソフト開発会社「日本Miitec」(藤沢市)が町から委託を受けて担当する。
店名の「Natural Essay」は、一戸町のキャッチフレーズ「白と緑のエッセイ」に由来。自然豊かな同町の魅力あふれる商品を消費者に届けたいという願いが込められており、横浜と一戸町の架け橋となる存在を目指す。
なお、同店ではオープニングキャンペーンとして、開店から1月22日までの3日間、先着100人の客に粗品をプレゼントする。内容は一戸町産のりんごやヨーグルト、温麺など、日替わりで用意する予定。
Natural Essay代表で、一戸町出身の久保均さんは「お店の特徴として、生産者の顔が見える商品を売ることを心掛けています。農家や職人らから直接いただいたコメントを商品のポップに表示するなど、生産者と消費者をダイレクトにつなげ、町の魅力を伝えられるように工夫していきたい。一戸町がどこにあり、何があるのか分からないという方でも、元町での買い物のついでにお店をのぞいてみて下さい」と話す。
営業時間は11時~19時。月曜定休。
一戸町は岩手県の北部に位置する高原の町で、人口は約1万5千人。空気が澄んでいることから星がきれいに見える地域として知られており、町内の奥中山高原には観光天文台なども設置されている。