象の鼻パーク内の「象の鼻テラス」(横浜市中区海岸通1、TEL 045-661-0602)で、1月26日よりダンサー安藤洋子さんの新作ソロ公演「Largo」が開催される。
タイトルの「Largo」は、イタリア語で「ゆったりと堂々とした様」という意味。「できるだけ遅く」というテンポを示す音楽用語でもあり、「遅く」という意味に加え「縦にも横にも広がっていく」大きさや空間をも表している。同公演は、チェロの生演奏が流れる中、安藤さんがこの言葉が持つゆるやかな安らぎと静かな力強さを「身一つ」で表現する。ソロ作品の披露は10年ぶりとなる。
チェリストは、女性8人によるチェロアンサンブル「フォンテーヌ」のメンバーのひとり、荒庸子さん。照明デザインは、近年デジタル・ディバイスの同期にフォーカスを当てたLED照明デザインを特徴とする有機的な舞台を構築する藤本隆行さんが担当する。
スパイラル パフォーミング・アーツ担当の宮久保真紀プロデューサーは「ドイツを拠点とする『ザ・フォーサイス・カンパニー』のダンサーとして世界の第一線で活躍する安藤さんは、世界各地でのツアー公演の合間をぬい、日本で自身の作品発表をはじめ、ワークショップ開催や外部カンパニーへの振付けやゲスト出演など精力的に活動されています。今回の会場『象の鼻テラス』を運営するスパイラル(東京・青山)でも、2006年夏にYoko Ando Projectの公演とダンス・ワークショップを開催しました。昨年6月にオープンした『象の鼻テラス』初のダンス・パフォーマンス公演、ご期待ください」と話す。
開催日は1月26日・27日・28日の3日間。19時開場、19時30分開演。チケットは前売3,000円、当日3,500円。