みなとみらい地区にある三菱重工横浜ビル3階に1月26日、西区の地域子育て支援拠点「スマイル・ポート」(横浜市西区みなとみらい3)がオープンした。
同施設は、横浜市が全区で整備を進める「地域子育て支援拠点」のひとつ。西区では近年みなとみらい地区を中心に子育て世帯が増加しており、今後は「スマイル・ポート」を拠点に新たな子育て支援に取り組む。施設を運営するのは、区内で子育て支援や高齢者の介護サービスなどを行うNPO法人ワーカーズ・コレクティブ たすけあいぐっぴぃ。
拠点の愛称「スマイル・ポート」は区民からの公募・投票によるもので、名称には笑顔(スマイル)があふれ多くの人が集まる場所にしたいという願いに、横浜にちなんだ港(ポート)という言葉が加わる。
拠点となるフロアには絵本やおもちゃが用意され、各種パンフレットや検索用パソコンで子育て情報が得られる「情報コーナー」、乳幼児が保護者とともに過ごせる「あそびのひろば」、子育て支援に関わる人たちの交流の場としての「研修室」ほか、授乳室、おむつ交換台つきのトイレを完備。ランチタイムは12時~13時で、ミルク・離乳食はいつでも自由にとれる(調乳用のお湯あり)。初回は受付で登録が必要で、次回より利用カードの提示で利用することができる。利用料・登録料は無料。
利用者向けの説明会および登録会は1月26日~30日。開催時間は各日とも11時~12時/14時~15時の2回。全10回、各回30人で予約制、先着順。予約・問い合わせは「たすけあいぐっぴぃ事務局」(TEL 045-311-0233)まで。
2月26日には、横浜美術館レクチャーホール(西区みなとみらい3)で「スマイル・ポート開所記念講演会」を実施。関東学院大学人間環境学部人間発達学科の大豆生田啓友准教授の講演「地域の子育て家庭への支援と子育てネットワーク」、あそび組 まぁ一家による親子演劇「ブレーメンの音楽隊」をおこなう。対象は区内在住の親子80組(先着順)。
西区こども家庭障害支援課の守屋龍一さんは「地域のみなさまに気軽にお越しいただきたい。また、子育てに不安を抱えながらもなかなか相談できずにいるお母様もぜひご利用ください」と話している。