社会人のための通信制大学院「SBI大学院大学」(横浜市中区太田町2)はiPhone・iPodTouchなど端末向け講義映像の配信をスタートした。
SBI大学院大学は時間や場所の制約を受けることなく受講ができるインターネットを利用したe-ラーニング授業が特徴。経営のプロフェッショナル、社会に貢献できる「有為な人物」の育成を目標とし、日本の将来を担う事のできるリーダの早期育成という観点から、主に社会人経験者を対象とした大学院。所定の単位数を習得した修了者には経営学修士(MBA)が授与される。
今回の講義映像の配信は「モバイルラーニング実験」としてスタートするもの。受講者は自分のiPhone・iPodTouchに専用のアプリをインストール後、履修登録している授業の一覧から受講したい授業をダウンロードして視聴する。ダウンロードした講座の映像は、無線LANやWi-Fi環境がない場所でも視聴可能。通勤途中の電車の中や昼休みの公園など、時間を有効活用しながら自由に学習できる。
現在は補助教材として予習・復習を中心としたものを配信し、教育効果を実験中。効果が認められた後にはiPhone・iPodTouchで、講義の映像を配信をしていくという。また、同大学院の講義の出席は「講義の視聴」と各時間の最後に行う「小テスト」によって判定を行っているが、将来はこの小テストもiPhone・iPodTouchで受けられるようにするという。
SBI大学院大学事務局長の平井靖さんは「SBI大学院大学のモバイルラーニングは、時間に余裕のないビジネスマンの通勤・移動時間、休憩時間を勉強時間に変えます。スキルアップを目指してMBAを取りたいが時間がない方を募集しています」と話している。
同大学院では、iPhone・iPodTouchで授業の視聴したい方向けのデモ体験の希望者を受け付けている。