赤レンガ倉庫1号館(横浜市中区新港1)で2月4日より、コンテンポラリー・ダンスのフェスティバル「横浜ダンスコレクションR 2010」が開催される。
横浜ダンスコレクションは、アジアのコンテンポラリー・ダンスのマーケット構築を目指し1996年にスタートしたダンスの祭典。海外の劇場やダンスフェスティバルのディレクターには新進振付家の才能に触れる場「コンテンポラリーダンス・マーケット」として親しまれており、期間中は「競う」「観る」「集う」「育む」という4つの側面から構成されたプログラムを通して多彩なダンスを楽しむことができる。主催は横浜赤レンガ倉庫1号館(横浜市芸術文化振興財団)。
15周年を迎える今年は、メーンプログラムのコンペティション「横浜Solo x Duo +」に8カ国133組の応募者の中からビデオ審査を経て選ばれた3カ国15組(日本、韓国、フィリピン)のファイナリストが出演し身体表現の可能性に挑戦する。
期間中は、ライブパフォーマンスを中心に映像や展示からコンテンポラリーダンスを楽しむ「コンテンポラリーダンス・ショーケース」を実施。参加振付家はannaさん、岩渕貞太さん、Geon Hyauk Jin(韓国)さん、Virva Talonens(フィンランド)さんなど。
6日は、テーマ「ダンスの再構築 日本とドイツのダンス事情を知る」のもと、海外のダンスフェスティバル・劇場のディレクターが「エクスチェンジ・プレゼンテーション」を実施。要事前予約、無料。
11日は、4年ぶりとなる「横浜ダンスコレクションR受賞者公演」を開催し、日本のコンテンポラリーダンス界を代表する振付家・岩淵多喜子さんの公演に加え、フランスとドイツの若手振付家による特別プログラム「ヨーロッパの事情」を上演する。
横浜赤レンガ倉庫1号館の高松有希子さんは「コンペティションは部門制を廃止、上演時間を変更し、より中身の濃い凝縮した作品をご堪能いただけます。無料で楽しめると好評のコンテンポラリーダンス・ショーケースを今年も開催します」と話している。
チケットは、「横浜Solo x Duo +」=一般3,000円(当日3,500円)、学生2,000円(当日2,500円)、4日間通し券8,000円(前売のみ)。受賞者公演=一般3,500円(当日4,000円)、学生2,500円(当日3,000円)。問い合わせは横浜赤レンガ倉庫1号館(TEL 045-211-1515)まで。
横浜Solo x Duo +=2月4日~7日(3階ホール)。ショーケース=2月4日~11日(2階スペース)。「横浜ダンスコレクションR 2010」は2月11日まで。