黄金町を舞台に2月6日、まちあるきと落語を楽しむ「黄金町落語会」が開催される。
同イベントは、「アートによるまちづくり」を進める黄金町エリアマネジメントセンターが主催で行うまちあるきワークショップの一環。参加者は事務局スタッフと地域の人たちのナビゲートで、落語家の金原亭馬吉(きんげんてい うまきち)さんと一緒に黄金町の地域のお店を訪問しながら町歩きを楽しみ、日本の伝統芸能である落語を体験することができる。
まちあるきでは、1952年創業の「永野鰹節店」、創業112年のお菓子・駄菓子問屋「佐野屋本店」、アーティストらの制作スタジオやショップとして活用されている「日ノ出スタジオ」、和菓子の「打出庵 大黒屋」、明治末期に創業した豆菓子専門店「谷口商店」などをまわる。
当日は、14時に京急線「日ノ出町駅」改札前集合後、1時間ほど黄金町を巡り落語会会場の「初黄町内会館」に移動。落語を楽しんだ後は懇親会が行われる。落語会・懇親会のみの参加も可能で、参加費はいずれも1,500円。開催時間は、まちあるき=14時~15時、落語会=15時30分~16時30分、懇親会=16時30分~17時30分。落語から参加する場合は、直接会場「初黄町内会館」(中区初音町2)まで。
黄金町エリアマネジメントセンター事務局の岩崎美冴さんは「今回の企画は、黄金町に滞在するアーティストから寄せられた『この町でも落語が聞けたら』という声がきっかけで生まれました。落語家といっしょに町歩きを楽しむことはなかなかないと思いますので、落語を聞いたことがない人もぜひこの機会にご参加ください」と話す。
まちあるきからの参加は先着20人(事前予約)、落語会からの参加は申込不要(直接、落語会会場まで)。申し込みは、黄金町エリアマネジメントセンター公式サイトより。
馬吉さんは1979年神奈川県伊勢原市生まれ。2000年に11代金原亭馬生に入門後、同年7月前座名「駒介」で楽屋入りし、2003年に二つ目に昇進し「馬吉」に改名した。金原亭一門の上品で洒脱な芸風を受け継ぐ正統派として知られている。